セヌリ党の趙允旋(チョ・ユンソン)報道官によると、朴氏は20日午後8時から約10分間、メルケル首相と電話で話した。
朴氏は「8月に(党内で)大統領候補に選ばれた時は祝電を、今回も早々に電話をいただき、深く感謝する」とあいさつ。メルケル首相は「今日はアジアの女性たちにとって大変良い日だ。ドイツ初の女性首相として、女性から女性へ心から当選のお祝いを述べたい」とした。
来年、両国が国交樹立130周年を迎えることから、メルケル首相は朴氏の訪独を求めた。両者はこれまでもドイツと韓国で会う機会があり、親交を深めてきた。
続いて朴氏は午後8時35分ごろ、潘事務総長からの電話を受けた。朴氏は国連本部の祝賀声明の発表に謝意を伝えた。
潘事務総長は「日ごろ尊敬し、国際社会にもよく知られている、朴氏への期待が大きい。韓国はもちろん北東アジアで最初の女性大統領になるため、国際社会の関心が高い」と話し、国連が重点政策事業とする女性の地位向上へ協力を求めた。
また、「南北関係の改善とともに、朝鮮半島の緊張緩和にも期待する」とし、国連が高い関心を持つ人道的な支援と援助問題も、朝鮮半島の緊張緩和における役割が大きいと強調した。
朴氏は「私が発表した朝鮮半島の信頼プロセスは、政治的な状況と関係なく、乳幼児支援など人道的な支援を続けることを主張している」と答えた。さらに、「潘事務総長のおかげで、韓国と国連がより緊密に協調できると信じる。朝鮮半島問題、グローバル問題ともに、次期政権が協力することを約束する」と話した。
潘事務総長は、韓国が気候変動や国連平和維持活動(PKO)など世界的な問題に貢献し、政府開発援助(ODA)にも関心を持つよう促した。
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