与党・セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補と最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補の対決は、「保守対革新」の総力対決の構造に加え、韓国初の「女性対男性」でもあり、その結果が政治勢力の変化の方向性と幅を決めることになる。
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両陣営は選挙戦最終日の18日、大票田のソウルと釜山の両方で、「最後の訴え」を行う。
朴氏は慶尚南道・昌原と釜山、大田で遊説した後、夕方にソウル・光化門広場で「国民大統合」を呼びかけ、22日間の選挙戦を締めくくる。
文候補はソウルでの支持訴えからスタートし、韓国高速鉄道(KTX)に乗り、忠清南道・天安、大田、東大邱駅で遊説した後、夕方に釜山駅広場で最後の演説を予定する。
選挙戦の行方はいまだ予測がつかない状態だ。世論調査結果の公表が禁じられる前の13日までをみると、朴氏が誤差の範囲内ながらも文氏をリードしてきた。しかしその後、少数野党・統合進歩党の李正姫(イ・ジョンヒ)候補の出馬取り下げ、朴氏と文氏のテレビ討論、情報機関・国家情報院の職員による違法選挙運動疑惑とこれを事実無根とする警察の捜査結果発表などがあり、情勢の見極めは一層困難になった。
投開票当日の19日、どちらの候補の支持層がより多く投票所に足を運ぶかで、当落が決まるという観測が優勢だ。まれに見る大接戦とあって、大勢が判明するのは歴代大統領選より遅い午後11時~翌日午前0時ごろになりそうだ。
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