【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領の私邸用地の不正購入疑惑を捜査している特別検事チームは13日、金潤玉(キム・ユンオク)大統領夫人が同疑惑をめぐる質疑書への回答書を同日午後に提出したと明らかにした。
 特別検事チームは12日に金夫人に対し書面で事情聴取を行う方針を決め、質疑書を送付した。
 質疑書には、私邸用地の購入契約の過程全般に関する質問をはじめ、李大統領が長男の始炯(シヒョン)氏に土地購入費の準備方法を教えたかどうか、始炯氏の名義で土地を購入してから李大統領の名義に変更するよう指示したかどうかなどについての質問が盛り込まれたもようだ。
 また、特別検事チームは、始炯氏に土地購入資金として現金6億ウォン(約4400万円)を貸したとされる李大統領の長兄、李相殷(イ・サンウン)氏の夫人からも回答書の提出を受けた。
 始炯氏は先月行われた事情聴取で、昨年5月に相殷氏の自宅を訪問し、相殷氏の夫人から直接6億ウォンを受け取ったと供述した。
 特別検事チームは当時の状況を調べた結果、始炯氏の供述と一致しない点があったため相殷氏の夫人に出頭を求めたが同夫人は応じなかった。

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