記者団の質問を受ける李始炯氏=25日、ソウル(聯合ニュース)
記者団の質問を受ける李始炯氏=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の長男、李始炯(イ・シヒョン)氏は25日午前、李大統領の私邸用地の不正購入疑惑をめぐり、事情聴取を受けるためソウル市内の特別検事事務所に入った。現職大統領の息子が聴取を受けるのは初めて。
 李氏は特別検事事務所前で記者団に対し、「事実を誠実に答える」と述べた。 
 特別検事は始炯氏の背任と不動産実権利者名義登記に関する法律違反などについて調べる方針だ。土地購入の際、李大統領が始炯氏の名義を違法に使用したことや、始炯氏名義となっている土地購入代金の一部を大統領室が肩代わりしたことなどについて調査を行う。
 国会は先月、特別検事による捜査を進めるため、「特別検事法」を可決した。同法が可決したのは11度目。李大統領は特別検事による捜査を受け入れる意向を明らかにした。疑惑をめぐっては李大統領の実兄も捜査対象となっている。

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