昨年11月1日基準で最高齢者は女性2人で、ともに110歳だった。いずれもその後に誕生日を迎えているため、現時点で111歳となる。男性最高齢者は107歳。夫婦ともに100歳以上は1組だけで、夫が105歳、妻が101歳だった。100歳以上の人口を地域別でみると、全羅南道順天市が18人で最も多く、済州道済州市が15人、全羅南道麗水市が14人、ソウル江西区が14人と続いた。
婚姻状態では、全体の97.1%が死別しており、配偶者が生存しているのは2.2%、未婚は0.5%、離婚は0.2%だった。平均初婚年齢は男性が21.0歳、女性が17.3歳だった。宗教を持つ人は455人で、全体の57.2%を占めた。100歳以上高齢者の80.6%は、2~3世代の家族関係を形成しているため、ほとんどが子や孫とともに暮らしていた。
また、ほとんどが飲酒や喫煙をしていないことがわかった。飲酒の場合、「全く経験がない」が65.8%だったのに対し、「現在も酒を飲んでいる」は18.1%にすぎなかった。「喫煙経験がない」は58.0%、「やめた」は33.0%、「いまもたばこを吸う」は7.5%だった。「飲酒と喫煙を経験したことがない」は46.3%、「今も飲酒と喫煙を楽しむ」は3.1%だった。
長寿の秘訣(ひけつ)について39.0%が、素食を初めとする食生活習慣を挙げた。次いで「楽天的な性格」が12.2%、「規則正しい生活」が13.7%、「遺伝的な特性」が12.9%、「家族団欒(だんらん)」が4.5%、「健康補助食品の服用」が2.9%、「運動など健康管理」が2.9%だった。
ただ、ほとんどは暮らしの質に満足していない。家事や散歩など身体的な活動に費やす時間を尋ねたところ、1時間未満が71.4%とトップで、1~2時間が13.9%、4時間以上が6.9%、2~4時間が6.2%だった。収入が入る仕事をしている割合は、0.6%にとどまった。疾病のある人は54.6%で、認知症が18.8%と最も多かった。また、高齢者の80.3%は自分で電話をかけられず、86.7%は1人でバスや地下鉄に乗れないなど日常生活の能力はかなり低下していた。
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