取材陣に囲まれた安哲秀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
取材陣に囲まれた安哲秀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(12月19日実施)の「台風の目」とされる安哲秀(アン・チョルス)ソウル大学融合科学技術大学院長が19日午後、ソウル市内で記者会見を開き、大統領選への出馬について自らの立場を表明する。会見では大統領選への立候補を正式に宣言し、出馬の理由や国政ビジョンなどを明らかにすると思われる。

 この日は、7月に著書「安哲秀の考え」を出版して以来、各界各層の人々と会ってきたプロセスを紹介する「国民報告会」を約20分間行った後、記者との質疑応答を約1時間受ける予定だ。記者会見には自陣営の弁護士や報道官が同席する。安氏は20日から大統領選に向けた活動に入るもようだ。
 安氏が出馬を宣言すれば、与党セヌリ党の公認候補、朴槿恵(パク・クンヘ)氏、最大野党・民主統合党の公認候補、文在寅(ムン・ジェイン)氏との「3者対決」構図が出来上がる。
 野党陣営の安氏と文氏が候補を一本化するかどうかが選挙の行方を大きく左右する見通しで、国民の注目が集まっている。
 安氏は先週、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長と会談したほか、民主化運動の聖地である光州市の国立5・18民主墓地を訪れるなど活発な動きをみせている。

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