報道によると、米カリフォルニア州連邦地裁で15日に開かれた訴訟の審理で、サムスン電子のデザイナーのキム・ジンスさんは、自社で開発中だったタブレット型端末のデザインスケッチを含む2010年1月6日付の社内電子メールを証拠として提出し、この日付はアップルがiPadを発表する数日前だと強調した。
こうした証言は、サムスン電子がiPadやスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の形状やデザインを模倣したとするアップルの主張に反論するもの。アップルは、角の丸い長方形型で平面ガラスを使用した自社のデザインが特許を取得したことを理由に、サムスン電子がこれを侵害したと主張している。
キムさんはこれに対し、タッチ操作をしやすいように平面ガラスを使用するのは至極一般的だと指摘し、アップルが「模倣」と主張する縁の部分も、本体の保護機能を重視したものだと反論した。
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