【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の人権問題や北朝鮮脱出住民(脱北者)支援に取り組む韓国人活動家、金永煥(キム・ヨンファン)氏が13日、中国当局から拷問を受けた事実を証明するため、総合病院で精密検診を受ける。金氏側の関係者が12日、聯合ニュースとの電話取材で明らかにした。
 病院は政府が推薦したソウル市内の大学病院になるとみられる。検診には心的外傷後ストレス障害(PTSD)を確認する心理検査も含まれるという。
 金氏は8日に全羅北道全州市内の病院で検診を受けたが、直接的な証拠は確保できなかった。検診の結果、ほお骨と筋肉の間で打撲の痕跡が見つかったが、これが拷問の証拠なるかについては専門家の間でも意見が分かれている。
 一方、市民団体の「金永煥の拷問対策会議」は16日までに中国の反応がなければ、さまざまな方法を通じ、米国、欧州連合(EU)議会に拷問問題を提起するとしている。

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