【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の人権問題や北朝鮮脱出住民(脱北者)支援に取り組む韓国人活動家、金永煥(キム・ヨンファン)氏が中国当局から拷問を受けたとされる問題の影響で、今月予定されている韓中国交樹立20周年の記念行事が水を差された格好だ。
 両国が国交樹立の共同声明に署名した8月24日前後にはソウルと中国・北京で約40の記念行事が予定されている。在韓中国大使館は24日に記念レセプションを開き、李明博(イ・ミョンバク)大統領や外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官が招待されるとみられる。北京の韓国大使館でも今月末に中国政府高官を招きレセプションを予定している。そのほか文化公演や映画祭、経済会議など様々なイベントが企画されている。
 しかし、金氏の拷問疑惑をめぐり韓中関係が急速に悪化しており、記念行事に出席する高官のランクを格下げるなど、当初の計画より規模を縮小するなどの可能性も出てきた。

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