【梁山28日聯合ニュース】慶尚南道で約3年ぶりに鳥インフルエンザが発生し、道は同地域内最大の養鶏場への感染を防ぐため緊急防疫態勢に入った。
 同道は27日までに、鳥インフルエンザ感染の疑いがあった梁山市東面の養鶏場に対して、国立獣医科学検疫院が精密検査をした結果、「高病原性」の感染が判明したと明らかにした。
 この農場では24日に鳥インフルエンザ感染の疑いがあった鶏60羽を廃棄し、国立獣医科学検疫院に精密検査を依頼していた。予防のため25日に鶏300匹とカモ100匹を埋却処理。26日には鶏とカモ計226匹を緊急埋却した。
 さらに同農場に移動制限措置を下したほか、半径500メートルを汚染地域、3キロメートルを危険地域、10キロメートルを警戒地域に指定した。
 同農場から約10キロメートルには慶尚南道最大の産卵養鶏場があり、同地域では63戸の養鶏農家が150万羽を飼育している。
 道は同養鶏場一帯に消毒防除車両を3台配置し、防疫態勢を強化。梁山市の共同防疫所などもフル稼動させて感染の拡大を防ぐ。

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