【ソウル30日聯合ニュース】LG電子が、12月1日付の大規模な組織改編に伴い、具本俊(ク・ボンジュン)副会長体制を本格的にスタートさせる。
 組織改編の特徴は、現場中心のマーケティング力を強化し、事業部別の迅速な意思決定ができるようにしたことだ。
 ビジネスソリューション(BS)事業本部を廃止し、事業本部を5つから4つに減らし、事業本部別の海外マーケティング組織を強化した。本社組織を最大限スリムに運営するという具副会長の意向が反映されたとみられる。
 米国、ブラジル、中国、ロシアなど売上高の割合が高い主要法人には、本社の各事業本部に該当するチームを新設し、本社と緊密に連携できるようにした。また、最高経営責任者(CEO)直属の経営革新部門とグローバルマーケティング部門を新設した。経営革新部門は品質管理、購買などを、グローバルマーケティング部門はブランド向上、海外法人の販売力強化などを担う。
 一方、内部的に問題視された副社長クラスの外国人経営陣5人全員を退陣させる方針を決めた。年末年始に契約期間が満了する3人は契約を更新せず、契約期間が1~2年ほど残っている2人に対しても合意の上で契約の中と解除を進める。
 LG電子関係者は、今回の組織改編は徹底した未来の準備のため経営革新を加速化し、事業競争力を強化することに焦点が合わせられていると説明した。

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