米ワシントンで13日に行われた核安全保障サミットの全体会合で、オバマ米大統領が次回の開催国として韓国を指名し、参加国首脳が満場一致で支持した。
オバマ大統領は1日に行った李大統領との電話会談で、第2回核安全保障サミットの韓国開催の可能性について打診し、李大統領が前向きな回答を行ったとされる。次回は50カ国以上の首脳が出席すると予想されており、韓国で開催される国際会議の中では最も多くの国の首脳が出席する会議となりそうだ。
韓国が開催国に指名されたのは、核拡散防止条約(NPT)など核不拡散規範を誠実に順守し、民需用原子力の利用を活発に進めている模範国という点と、朝鮮半島が核問題において重要な意味を持っている点が考慮されたとみられる。
韓国としては、北朝鮮核問題の当事国として核安全保障サミットを開催することで、北朝鮮核問題解決に対する国際社会の意志を集結し、強固なものにする効果も得られると期待される。
一方、李大統領は全体会合第1回セッションで最初に発言に立ち、韓国の原子力発電所の現況と技術の優秀性について説明した。現在20基ある原子力発電所を2030年までに新たに19基を建設する計画を明らかにした。
李大統領は、韓国のように原子力を最も平和に利用しようとする国が最大の核兵器の脅威にさらされているのはアイロニーなことだとし、韓国政府が北朝鮮の核兵器保有の動機を根本から取り除こうと一括妥結案を設け、北朝鮮を除く6カ国協議参加国と協力していると述べた。
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