昨年の対外純債権、過去最大の増加幅を記録

【ソウル26日聯合ニュース】対外債権から対外債務を引いた対外純債権が昨年、過去最大の増加幅を記録した。
　韓国銀行が26日に発表した2009年末の国際投資対照表によると、昨年末の韓国の純対純債権は152億2000万ドル（約1兆3588億円）で、対外純債務が300億7000万ドルだった前年末に比べ大幅に増えた。対外債権は4171億4000万ドル、対外債務は4019億2000万ドルだった。
　年間ベースの対外純債権の増加幅は関連統計が残る1995年以降で最大となった。また、純対外債権が増加に転じたのは2005年（125億3000万ドル増加）以降4年ぶり。
　韓国は昨年9月末に対外債権が対外債務を29億8000万ドル上回り、1年ぶりに対外純債権国に復帰した。その後3か月間、対外債権は167億8000万ドル増えた半面、対外債務は45億4000万ドル増え、対外純債権が122億4000万ドル追加された。
　昨年末現在、対外債権は短期外債が647億6000万ドル、長期債権が45億ドル、それぞれ増えた。対外債務は、短期外債が7000万ドル増加にとどまり、国庫債や通貨安定証券のような長期外債は239億1000万ドル増加した。