玄仁沢(ヒョン・インテク)長官をはじめとする統一部当局者、朴振(パク・チン)国会外交通商統一委員長ら国会議員、金文洙(キム・ムンス)京畿道知事、金夏中(キム・ハジュン)前統一部長官、学界やボランティア団体、脱北者団体関係者ら300人余りと、ハナ院教育生約100人が出席した。
玄長官は、本当の先進社会は人道主義と人権を重視し社会的少数者が保護される社会だとし、「脱北者問題は(国内)定着支援問題を超え、先進化と統一に向かう試金石になっている」と述べた。脱北者がうまく定着し「コリアンドリーム」を実現できる時、先進社会と統一国家に向かうことができるだろうと述べ、政府は歴史的責任感を持ち脱北者の定着を手助けしていくと約束した。
この日はハナ院開館以来、初めて大々的に内部施設が公開され、内外信記者約130人が取材に訪れるなどメディアも高い関心を示した。
1999年に開院したハナ院は、韓国入りした脱北者の情緒安定、文化的異質感の解消、社会経済的自立の動機付けなどを目標に、12週・420時間にわたり民主主義・資本主義・市場経済などの教育を行うほか、進路指導や基礎職業訓練も実施している。本院には750人、先ごろ開館した京畿道楊州市の分院(成人男性専用)は250人を収容できる。初年度に28人の修了生を輩出して以降、着実に規模を拡大し、ことし6月までに男性約4200人、女性約9900人を送り出した。
また、統一部は来年の着工を目標に、500人を収容できる第2のハナ院建設を進めている。現在は予算当局との協議や用地探しに当たっており、初期費用として50億ウォン(約3億6894万円)余りを来年度の官庁予算に反映する考えだ。
同部によると、国内に入った脱北者は先月21日現在で1万6354人に達する。
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