水原で21日に営まれたオム・ヨンソンさんの葬儀のようす=(聯合ニュース)
【水原23日聯合ニュース】イエメンで拉致・殺害されたオム・ヨンソンさんは、頭部に5発の銃弾を受けていたことが分かった。京畿道水原南部警察署が23日、国立科学捜査研究所による遺体解剖の結果を発表した。頭と顔に5発の銃創があり、4発は貫通、1発は頭部に銃弾が残っていた。摘出した銃弾は、現在精密鑑定が行われている。遺体に殴打や縛られた跡はみられなかった。また、指紋照会で身元確認を行ったが、DNA鑑定の結果はまだ出ていないと説明した。
警察は19日に遺体の検死を行い、「あご右側、鼻の下、頭など4か所に銃創があり、至近距離から銃撃を受けたと推定される」としていた。
オムさんは外国人ボランティアスタッフ8人とともに12日午後4時ごろ、イエメン・サーダ州でピクニックに出かけたところ拉致された。15日にドイツ人の女性看護師2人ともに遺体で発見された。
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