同庁関係者によると、レーダー導入事業は昨年11月にテスト評価を終えた。優先交渉対象業者はイスラエル・エルタ、フランスとオランダの合弁会社・タレスの2社に決定しており、同庁は今月中に価格交渉を終える予定だ。
イスラエルが提示したレーダー「グリーンパイン」は、最大探知距離が500キロメートルに達し、空軍のパトリオットミサイル発射システムと連動できる。価格は1台1000億ウォン(約64億円)水準だ。フランスのレーダー「M3R」の最大探知距離は300キロメートルで、昨年テストに成功したと伝えられた。価格は1台800億ウォンほどだという。
早期警報レーダーはミサイル発射の可能性を早期に探知し、飛行方向や弾着時点、飛行位置などを計算できる。一部国家の製品は迎撃ミサイルの誘導任務までも遂行可能とされる。
韓国軍は、2012年までに構築される「弾道誘導弾作戦統制所」(ADM-Cell)に早期警報レーダーを設置する計画だ。AMD-Cellは北朝鮮ミサイルの発射兆候を探知し、発射時に迎撃命令を下す任務を遂行する。
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