警備の中を進むランナー=27日、ソウル(聯合)
警備の中を進むランナー=27日、ソウル(聯合)
【ソウル27日聯合】ソウルで北京オリンピックの聖火リレーが進むなか、あちこちで小競り合いが起きている。
 聖火は27日午後2時にオリンピック公園・平和の広場を出発した。2時55分ごろ江南区・新川駅付近のコースで、地下鉄駅長を務める走者が走り出した瞬間、1人の男が飛び出したが、警備中の警察にすぐに取り押さえられた。その約40分後には駅三駅近くで、北朝鮮人権に関する団体の会員2名が道路沿いにシンナーをまいて火をつけようとして警察に逮捕された。

 スタート地点の平和の門の前では、中国人留学生数数百人と聖火リレーを阻止しようとする市民団体の間で小競り合いも起きている。

 警察はこの日、聖火リレーの警備のために合計8000人以上の警察官と戦闘警察・義務警察を配置した。特に走者の周りは、自転車パトロール隊約20人とマラソン同好会所属の警察官約120人からなる聖火保護チームで囲んでいるほか、サイドカー、パトカーなど機動予備隊を待機させている。


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