韓中海底トンネル事業に関心を向けている京畿道が、事業の妥当性と推進方向を模索するため、4月中旬にソウルで国際セミナーを開催する。道が19日に明らかにした。
 セミナーは京畿開発研究院と大韓交通学会が共催する。韓国と中国、日本の関連専門家が参加し、北東アジア高速鉄道連結構想、韓中海底トンネル建設の妥当性、韓日海底トンネル推進案、英仏海底トンネル推進事例の4主題で発表を行う。北東アジア高速鉄道連結の必要性、日本・青函トンネルの成果、世界主要海底トンネルの事例、韓中海底トンネルの技術的検討についても討論する予定だ。道関係者は、韓中海底トンネルはいまだ構想段階にすぎないが、妥当性や路線、工法、期待効果などをより具体的に検討・点検するため、内外の専門家によるセミナーの場を設けたと話している。

 韓中海底トンネルは、急成長する中国に対応するため、西海岸と中国東部沿岸の山東省地域を海底トンネルで結ぶという構想。京畿道は先月、李明博(イ・ミョンバク)次期大統領と大統領職引継委員会にこの構想を提案している。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0