2億1000万ドルを投じ50万坪の広さで造成された生産工場は塗色・組立ラインで構成される予定で、年産5万台規模の能力を備える。工場建設費用には現代自からの投資は一切なく、カオマが調達した資金を充当、さらに年内に7000万ドルが追加投入される。この工場ではまず1.8トン小型トラック「HR(韓国名リベロ)」の生産を開始し、下半期からは「ツーソン」「サンタフェ」などのスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)車、来年からは「エラントラ」など乗用車の生産も行う。乗用車生産も開始すれば年産13万台規模の生産能力を備えることになり、長期的には23万台まで生産量を増やす計画だ。
現代自とカオマは、現地部品調達比率を今年は40%、来年は50%、2009年からは60%と段階的に上げていくことで契約を結んだ。ただ、部品の現地調達比率を上げても、シート、タイヤ、バッテリー、ライトなどを除く大部分の中核部品調達は輸入に依存する見込みで、現代自としては安定した自動車部品輸出市場確保という効果を得ることになる。南米最大の経済国であるブラジルとの契約が、今後、南米圏での完成車・自動車部品輸出市場の拡大に発展する効果も期待される。
カオマは現在、米フォード、日本の富士重工業(スバル)など自動車メーカー4社のブラジル現地販売を担っている。現代自からは2005年に約1700台、2006年に約7000台を輸入しており、今年は1万2000台余りを現地組立とは別途に販売する予定だ。
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