<カタールW杯>ウェールズを破ったイラン代表、「帰国後に死刑になる可能性」の報道...なぜ?(画像提供:wowkorea)
<カタールW杯>ウェールズを破ったイラン代表、「帰国後に死刑になる可能性」の報道...なぜ?(画像提供:wowkorea)
2022国際サッカー連盟(FIFA)カタールワールドカップに出場したイラン代表の選手たちが帰国後、死刑に処される可能性があるという報道が出た。

英国紙「ザ・サン」は25日(現地時間)、「イランの選手たちが故国に帰れば反政府行為者に分類され、懲役など各種処罰をはじめ、厳しく処刑される可能性がある」と報じた。

同日、ウェールズとの第2節で2-0で勝利して波乱を巻き起こしたイラン代表は、グループステージ通過の可能性を高めた。しかし、現在は自国内で起きている政治的な問題による影響が出ている。

2-6で大敗したイングランドとのグループステージ第1節で、イラン代表は国歌を歌わない沈黙デモでイランの「ヒジャブデモ」に連帯の意思を明らかにした。イランでは9月、イスラムの服装であるヒジャブを着用しなかったという理由で警察に捕えられた20代の女性が不審死してイラン反政府デモが始まり、現在同デモは3か月間にわたって続いている。

第2節では沈黙デモは続けなかったが、多少暗い表情で国歌を歌った。しかし、一部の選手たちが大規模デモを強硬鎮圧するイラン政府を糾弾する発言をして、処罰される可能性が高い状況であることが伝えられている。

同紙は「イラン代表はイングランド戦を前に国家を拒否したことをめぐり、監獄や死刑に処されかねないという警告を受けた」とし「イラン官僚らは選手たちに隠密な処罰の脅威を加えた」と伝えた。

イラン代表は30日、ドーハのアルトゥマーマスタジアムで米国とグループステージ第3節を控えているが、決勝トーナメント進出の重要な分かれ目となる試合で、先行き不透明な雰囲気が漂っている。
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