消防庁の出動資料によると、この3年間(2019~2021年)の山岳事故は計3万2210件発生した。年平均1万736件の割合となる。
事故を類型別に見ると、一般遭難8021件、失足・墜落7575件、個人疾患2798件、脱力・脱水1779件の順となった。
月別では10月に発生した事故が3年間で4416件(13.7%)と最も多かった。
紅葉シーズンを迎え、登山客が増加するのがその原因だと消防庁は分析した。
昨年10月3日、ソラクサン(雪岳山)で岩壁を登っていた50代、60代の登山客2人が絶壁の下に墜落して死亡した。同月31日にはスラクサン(水落山)急流の滝付近で60代が山の斜面の下に転落てし死亡した。
今年も先月24日、雪岳山の滝付近で岩壁を登っていた60代が墜落して死亡するなど、山岳事故が相次いで発生している。
山岳事故を予防するには、気象予報を事前に確認し、十分にストレッチングした後、本人の体力に合った指定登山路を利用しなければならない。
高齢者や登山初心者は、緩やかな登山道を選ぶか軽い散歩をするほうが良い。
事故の危険を高める飲酒登山は控え、登山道周辺に設置された安全施設の位置をあらかじめ確認しておくことが重要である。
登山中に事故が発生した場合、登山路に設置された山岳位置表示板や国家地点番号を確認した後、ただちに119に通報すれば迅速な位置確認と出動が可能となる。
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