韓国法務部元長官のチョ・グク氏が韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の支持率が“19%”だと発表した米国のとある世論調査結果をシェアした。

 チョ元長官は11日午後、自身のフェイスブックに「08/03-08/09 調査:ユン・ソギョル肯定評価率19%」という文章と一緒に米国の世論調査機関「モーニング・コンサルト」が実施した世論調査結果を確認することが出来るウェブページのURLを記載した。

 モーニング・コンサルトは世界の主要国の指導者の支持率を定期的に調査し、発表している世論調査機関だ。

 モーニング・コンサルトがこの日にホームページに公開した22ヶ国の指導者の「現在の支持率(Current Approval Ratings)」によると、ユン大統領の支持率は19%で、調査対象国の指導者の中で最も下位の22位だった。

 この調査は、今月3日から9日までの7日間に全世界の成人を対象に実施したものだとモーニング・コンサルトは明らかにした。

 国別調査を毎日実施した後、一週間分の平均を出して毎週発表しており、標本数は米国が4万5000人で最も多く、他の国は500~5000人程度だ。誤差範囲は±1~4%ポイントだ。

 ユン大統領は7月27日から8月2日まで実施された調査で支持率24%、21位を記録していた。

 今回の調査では、インドのナレンドラ・モディ首相が74%で1位だった。岸田文雄首相は41%で8位、米国のバイデン大統領は40%で11位を記録した。

 各種スキャンダルによって辞任することにした英国のボリス・ジョンソン首相は27%の支持率を得て19位を記録した。

 モーニング・コンサルトの世界指導者支持率調査で、ユン大統領の支持率は就任直後から否定評価がより高い傾向があった。

 就任翌日の今年5月11日、肯定評価は33%、否定評価は50%だった。肯定評価が否定評価を上回った時期は今年6月7日から10日までだった。11日に再逆転した後、肯定評価と否定評価の差は次第に広がっていった。

 韓国国内の各種世論調査機関が実施した調査結果よりも常に否定評価が高く、否定評価が肯定評価より高い「デッド・クロス」の時期も1か月ほど早く現れた。しかし、推移は大きく変わらなかった。

 この日に韓国国内で調査・発表されたユン大統領の支持率は再び下落し、就任後の最低値を記録した。

 韓国の世論調査機関の「エンブレインパブリック」、「ケイスタットリサーチ」、「コリアリサーチ」、「韓国リサーチ」の4社の8月第2週目(8~10日)の全国指標調査(NBS)の結果によると、ユン大統領の職務遂行肯定評価は28%、否定評価は65%と集計された。「分からない・無回答」は7%だった。

 肯定的な評価は直前の調査(7月第4週目)に比べて6%ポイント下落した反面、否定的な評価は実に11%ポイントも上昇した。

 肯定評価の理由は「決断力があるから」(24%)、「公正で正義だから」(23%)などが挙げられた。

 不正評価の理由は「経験と能力が不足しているため」が33%で最も多かった。その後には「独断的かつ一方的であるため」(29%)、「適切でない人物を閣僚に起用したため」(17%)という理由が続いた。

 今回の調査は全国満18歳以上の1008人を対象に行われた。標本誤差は95%の信頼水準にプラスマイナス3.1%ポイントだ。世論調査結果の詳しい内容については韓国・中央選挙世論調査審議委員会ホームページから確認することが可能だ。
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