韓国国内初の「サル痘」感染者と49人が接触 = 韓国(画像提供:wowkorea)
韓国国内初の「サル痘」感染者と49人が接触 = 韓国(画像提供:wowkorea)
韓国国内初の「サル痘」感染者が隔離される前に、計49人と接触していたことが分かった。現在、感染者の健康状態は良好だということだ。

 23日、保健福祉部(日本の厚生労働省に相当) 疾病管理庁によると、前日、最終的に陽性判定を受けた韓国人A氏と接触した人は、A氏と同じ飛行機に搭乗していた49人であることがわかった。このうち、高リスク接触者は8人、低リスク接触者は41人となっている。

 ただ、自宅待機の対象となる高リスク接触者はいなかった。高リスク群は、症状が現れてから21日以内に接触した同居人、性関係を持った者などが該当し、21日間の隔離となる。

 また、高リスク接触者の8人は、ワクチンの接種をしないという意思を明らかにしたことが分かった。

 疾病管理庁は、高リスク群と中リスク群の接触者を対象に、本人の同意の下、症状が現れてから14日以内に国内に備蓄された第2世代の天然痘ワクチンを接種する方針だ。

 このワクチンは天然痘のワクチンだが、サル痘に対しても85%の予防効果があることがわかっている。

 現在、A氏は、インチョン(仁川)医療院内の陰圧室(部屋の外よりも気圧が低い部屋)で治療中だ。

 A氏は、当初、微熱と皮膚異常などの症状がみられたが、現在は症状もなく、健康な状態だということだ。

 22日、疾病管理庁は、感染者の状態について「健康状態は良好だという報告を受けている」と発表していたが、24日には、患者の健康状態について「個人情報である」と多くを語らなかった。
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