「勤務中に酒を飲んだので解雇」…裁判所、マンションの警備員を脅迫した入居者に懲役刑を宣告=韓国(画像提供:wowkorea)
「勤務中に酒を飲んだので解雇」…裁判所、マンションの警備員を脅迫した入居者に懲役刑を宣告=韓国(画像提供:wowkorea)
勤務中に酒を飲んだマンションの警備員を脅迫し、金を奪った入居者が懲役刑を言い渡された。

18日、チュンチョン(春川)地裁刑事2単独のパク・ジンヨン部長判事は恐喝、脅迫などの嫌疑で起訴されたA被告(65)に懲役10か月を言い渡したと明らかにした。

A被告は2020年9月、春川市のあるマンションの警備員B氏が夕食中に焼酎を飲む場面を見て「警備員が勤務時間に酒を飲んで見つかったので解雇する」と話した。

A被告はB氏が「持っているお金は100万ウォン(約10万4460円)しかないのだが、これをあげるから許してほしい」と言うと「300万ウォン(約31万3380円)を現金で持って来い」と脅迫し、B氏から300万ウォンを恐喝した。

A被告は翌年6月、管理所長に電話して「個別暖房契約履行の保証金をなぜ入居者に返さないのか」とあたかもB氏を所長職から解雇すると脅迫したりもした。

脅迫の嫌疑で裁判にかけられたA被告は法廷で「単なる暴言であり、もどかしくて残念な感情の表現に過ぎないだけであり、脅迫の故意はなかった」と主張したが、裁判所はこれを受け入れなかった。

パク判事は「被害者に対する返済は全くなされず、被害者から許されることもなかった。被告人は2017年に傷害罪で懲役10か月に執行猶予3年を宣告されたにも関わらず、猶予期間中に自粛せず、犯行に及んで厳罰は避けられない」と説明した。

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