韓国の国家数理科学研究所は「一日の新規感染者数が、1週間後には1万人以下になるだろう」と予測した(画像提供:wowkorea)
韓国の国家数理科学研究所は「一日の新規感染者数が、1週間後には1万人以下になるだろう」と予測した(画像提供:wowkorea)
韓国のキム・ブギョム(金富謙)首相は、ムン・ジェイン(文在寅)政府の新型コロナウイルス感染症防疫について「成功だ」と評価した。実際「3月中旬に一日62万人以上発生していた感染者数は、今月9日から1万人以下に減少するだろう」という見方も出ている。ただ「ニューヨーク病」と呼ばれるオミクロンのBA.2.12.1変異株が国内でも発見されたことから、まだ安心することはできない。

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きのう(6日)中央防疫対策本部によると、ここ1週間(4月30日~5月6日)の新規感染者は27万269人で、一日平均は3万8609人となり4万人以下に低下した。これは、一日平均の感染者数が6万2801人であった直前の1週間より38.5%減少した数値である。

数学専門家たちは「数理モデリングにより分析した “新型コロナの流行予測”レポートを通じて、感染者数が近いうちに1万人以下に減少するだろう」と展望した。国家数理科学研究所のクォン・オギュ公共データ分析研究チームは「一日の新規感染者数は減少し続け、1週間後には1万人以下になるだろう」と予測した。

これに対し、コングク(建国)大学のチョン・ウノク教授チームは「現在の水準の感染再生産指数(0.69)が続く場合、一日の新規感染者数は9日から3万700人、16日から2万220人に減少し、4週間後の6月からは1万2100人まで低下するだろう」と予測した。

プサン(釜山)大学のチョン・イルヒョ教授は「一日平均の新規感染者数は、今月の11~17日に1万6191人に減少するだろう」とみている。

ただ、米ニューヨークで流行している新変異株BA.2.12.1が、今月3日に国内でも発見されたことから、安心するのはまだ早い。南アフリカ共和国では、オミクロンの下位変異株であるBA.4とBA.5が拡散し、感染者数が1か月前より5倍増加している状況である。

この日、中央防疫対策本部会議を主宰したキム首相は「客観的な数値だけをみても、我々の防疫は成功的であったと評価を受けるに値する」とし「人口対比における累計死亡率0.04%・累計致死率0.13%の両方とも、OECD国家の中では最上位圏だ」と説明した。

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