文在寅大統領の支持率、尹氏より高い なぜ?= 韓国(画像提供:wowkorea)
文在寅大統領の支持率、尹氏より高い なぜ?= 韓国(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン(文在寅)大統領の国政遂行に対する支持率が、ユン・ソギョル次期大統領の国政遂行の見通しよりも高いという世論調査の結果が、28日に発表された。 大統領選挙後、文大統領と尹氏が衝突したことにより、尹氏に否定的な影響を及ぼしたようだ。

大統領選挙後、文大統領は2週間連続上昇したが、尹次期大統領は同期間、下落傾向を見せた。 世論調査専門機関のリアルメーターが今月21日から25日まで、全国18歳以上の2512人に文大統領の国政遂行支持率を聞いた結果(回答率7.5%、標本誤差95%、信頼水準±2.0%、リアルメーターホームページまたは中央選挙世論調査審議委員会ホームページ参照)46.7%(非常に良い28.3%、良い18.3%)が肯定的に答えた。 前回の調査に比べて4.0ポイント上昇した。

いっぽう、尹次期大統領の国政遂行に「期待している」という肯定的な見通しは、前の調査に比べて3.2%ポイント下がった46.0%(「とても期待している」28.8%、「少し期待している」17.2%)となった。 これは第3・9代選挙で記録した得票率48.5%より低く、退任を控えた文大統領の国政遂行支持率より0.7%ほど低い。 尹次期大統領の国政遂行の見通しが文大統領の国政遂行支持率より低く出たのは今回が初めてだ。

一方、文大統領に対する否定的な回答者も多かった。文大統領の国政遂行支持率に対する否定的な評価は、50.7%(あまり支持しない12.7%、全く支持しない38.0%)で3.5%ポイント下がった。 「よく分からない」は0.5ポイント減少した2.7%となった。

尹次期大統領に対する否定的な展望は49.6%(「全く支持しない」37.5%、「あまり支持しない」12.1%)で4.0%ポイント高くなった。 「よく分からない」は0.7ポイント減少した4.4%となった。 肯定的な見通しと否定的な見通しの差は3.6%ポイントだ。

退任を目前に控えた文大統領の支持率よりも、尹次期大統領の国政遂行の見通しが低い現象をめぐって、政界では政権交代期による、新旧権力の葛藤が原因と見ている。 イ・ミョンバク(李明博)前大統領の赦免や任期末の人事権行使をめぐり、大統領府と次期大統領側が対立したことが、尹次期大統領に悪影響を及ぼしたという。 パク・サンビョン政治評論家は「尹次期大統領が就任を控えて、国民の共感なしに無理に政策を推進しようとしたことに国民は拒否感を感じている」とし「就任後、コンベンション効果で支持率が上がる可能性があるが、政策成果が伴わなければ任期初めから困難に直面する恐れがある」と述べた。

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