双竜自動車のロゴ(資料写真)=(聯合ニュース)
双竜自動車のロゴ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国電動バスメーカーのエジソンモータースによる経営再建中の韓国自動車5位、双竜自動車の買収が白紙化した。双竜自は28日、エジソンモータース側が関係人集会の開催5営業日前までに納入すべき買収代金を納入できず、M&A(合併・買収)投資契約が自動解除されたと発表した。

 エジソンモータースは国内ファンドとコンソーシアム(企業連合)を組んで双竜自買収の入札に参加し、昨年10月に優先交渉者に選定された。今年1月、買収の本契約を締結していた。

 買収額は3048億ウォン(約306億円)で、エジソンモータースは契約金を除く残金2743億ウォンを関係人集会の5営業日前に当たる今月25日までに納入する必要があったが、資金を工面できなかった。入札に参加したファンドが最終的に投資から手を引いたとされる。

 双竜自は昨年4月に更生手続きを開始した。売却手続きを再度進めるとみられるが、新たな買収者が見つからなければ会社の清算手続きを踏むことになる。ただ、政府系銀行などを通じた公的資金の投入の可能性も一部で取り沙汰されている。


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