韓国初オミクロン株の疑い「可能性が高い」…外部接触の懸念も(画像提供:wowkorea)
韓国初オミクロン株の疑い「可能性が高い」…外部接触の懸念も(画像提供:wowkorea)
韓国でも、新型コロナ「オミクロン変異株」初の感染疑惑事例が出た中、1日、ソン・ヨンレ保健福祉部中央事故収拾本部社会戦略班長は「可能性が高い」と明らかにした。

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モデルナ社のワクチン接種を終え、11月中旬に約10日間、ナイジェリアに渡航していた40代夫婦が、先月24日午後、インチョン(仁川)空港に帰国した後、PCR検査で陽性判定を受けた。

前日、防疫当局はアフリカ旅行後に感染したうえ、現在使用中の変異株PCRでは、デルタ株「陰性」が出ており、アルファ、ベータ、ガンマとオミクロンで同時に現れる部分で陽性が出ており、オミクロンの疑い事例に分類することになったと説明した。

この夫婦の濃厚接触者にあたる知人と同居家族10代も、追加感染したことが確認された。

保健当局は、感染者である知人に対する変異PCR検査でも、オミクロンが疑われ、関連感染者4人のうち検体を確保した3人に対するゲノム解析を施行している。結果は、この日夕方以降、または明日(2日)午前中に出る予定だ。

ソン班長はこの日、CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で、彼らがオミクロンである可能性について、「デルタ変異の分析結果とは異なる陽性という点、そしてナイジェリアから来た点を見ると、結果は出てみなければならないが、疑われる部分がかなりある」と述べた。

ソン班長は、24日帰国後25日に陽性判定を受けた人たちが、一日で居住地である仁川で外部と接触した可能性があるという懸念について「疫学調査に入っている」とし「濃厚接触者がどのくらいいるかについて調査もしている」と明らかにした。

そうして「接触は現時点ではそこまでに多くないが、われわれがワクチン接種完了者に対し、隔離をしていないため、感染者が出る可能性を考慮し、検査と調査を急いでいる」とした。

現在、ワクチン接種を完了し、入国する韓国国民は、2週間の自宅隔離を免除している。

ソン班長はまた、オミクロン変異発生国である、ドイツとオランダから帰国した、ウルサン(蔚山)の感染者2人については「蔚山市で調査を続けている」とし、「変異分析で、特定の陽性反応が出た部分はないようだ」と説明した。

当局は、オミクロンの疑いのある夫婦と、同じ航空機に搭乗していた45人に対しても追跡管理をしていると明らかにした。

南アフリカで初めて報告された後、世界各国で確認されたオミクロン変異株は、現在流行中であるデルタ変異より伝播力がはるかに高いことが分かった。

何よりも、既存の新型コロナワクチンを無力化することが大きな問題点に挙げられる。

ムン・ジェイン(文在寅)大統領は、オミクロンの疑惑事例の報告を受け、オミクロン流入遮断のため、より強化された入国防疫措置を即時施行するよう指示した。

政府も、オミクロン変異の国内流入遮断及び対応方案を先制的に議論するため、タスクフォース(TF)を構成することにした。

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