「料理を食べて歯が欠けた」…飲食店100か所を脅迫して金を奪い取った30代＝韓国

全国の飲食店などを回りながら、料理の中に異物があったせいで歯が欠けたという嘘で金をだまし取った30代が拘束された。

　連合ニュースによると、韓国忠清北道（ウムソン）陰城警察署は30日、恐喝の疑いで30代の男性Aを逮捕した。 A容疑者は注文した料理を食べている途中、「異物が入っていて歯が割れた」と店主らをだまし、治療費をだまし取った疑いが持たれている。

　A容疑者は今年8月、忠清北道のある食堂でテイクアウトした料理から異物が出て歯が欠けたと嘘をつき、これをインターネットカフェなどに掲載するとして店主を脅迫し、治療費の名目で金をだまし取った疑いが持たれている。

　警察は、A容疑者がこのような手口で全国を回りながら、飲食店の店主などから金をだまし取ったものとみている。 警察は、A容疑者の犯行で被害を受けた自営業者は100人以上、被害額は5000万ウォン以上に上るものと見ている。

　A容疑者は同じ容疑で服役した後、今年5月に出所してからわずか1か月足らずで、再び犯行に及んだという。