ぬいぐるみがエッフェル塔に?…「アバター旅行」がホットな理由=韓国(画像提供:wowkorea)
ぬいぐるみがエッフェル塔に?…「アバター旅行」がホットな理由=韓国(画像提供:wowkorea)
自分の持っているぬいぐるみが代わりに旅をする「ぬいぐるみツアー」、家でガイドの説明を聞く「オンラインツアー」など、本人が直接旅行しない「アバター旅行」がMZ世代に人気だ。

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 このような商品が人気を得た背景には、商品そのものよりも購入から得る経験を重視するという、MZ世代の消費の特徴と関連がある。

 今年9月、韓国のインターパークツアーで発売された「トイストーリー・私のぬいぐるみが旅行に行く」商品が代表的な例だ。この商品は自分が選んだ国にぬいぐるみを旅行として送るというもので、チャットアプリを通じてリアルタイムに旅行状況が共有され、実際に旅行に行ったような気分を感じることができる。

 また、観光名所ごとに3~5枚の記念写真が提供され、旅行が終わった後にはお土産ももらえる。

 この商品はオープン当時、1日で131人の顧客が予約し、初のライブコマース放送には3000人以上の視聴者がアクセスした。

 この旅行商品を利用した理由については「コロナで旅行が難しい状況下で、旅行を間接的に経験できそうなので申し込むことにした」と答えた。

 台湾にぬいぐるみを送ったイさん(21)も「元々の旅行商品と同じように、旅行日程を組んで場所について説明してもらい、有名なお土産を紹介してもらうなど、旅行に行ったのと近い経験をして大きな満足感があった」と話した。

 続いて「こうした方式の経験が現在与えられた状況で最も大きな楽しみを見つけることができる方式だと思う」と付け加えた。

 経験を重視するMZ世代の特性は、コロナがひどくなる前からあった。

 2019年モバイルアンケート会社のオープンサーベイによると、「1年前より旅行などの楽しい経験により多くの投資をする」と回答した20代の割合は53.9%で、他の年代に比べて最も高かった。MZ世代は経験のためならためらうことなく消費するのだ。

 しかし、コロナがひどくなると旅行が難しくなり、このような現実の中でぬいぐるみ旅行などが代案として提案されたのだ。

 インハ大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は「MZ世代は自分が実質的に活動して経験することを好むが、これが不可能な場合は最大限実現可能な方法を探す」とし「コロナで旅行に行けなければ、ぬいぐるみを送って旅行に近い経験をする」と説明した。
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