韓国文大統領「K防疫の成果」言及から一日で、首都圏リスク「非常に高い」(画像提供:wowkorea)
韓国文大統領「K防疫の成果」言及から一日で、首都圏リスク「非常に高い」(画像提供:wowkorea)
韓国ムン・ジェイン(文在寅)大統領が「K防疫が成果」と言及してから一日で、新型コロナ管理に、赤信号がともった。首都圏の週間危険度は、最も高い段階である「非常に高い」となった。追加接種(ブースターショット)を促すために「防疫パス」の有効期間も設定するとみられる。「接種完了」の意味が2次(2回目)接種ではなく、3次(3回目)接種を意味することになるのである。

チョン・ウンギョン疾病管理庁長(中央防疫対策本部長)は22日、定例会見で「総合的に11月第3週目(11月14~20日)週間危険度を評価した結果、全国的に“高い”、首都圏は“非常に高い”、非首都圏は“中間”」とし「首都圏の病床状況が急速に悪化している」と述べた。

これに先立ち17日、防疫当局は「重症患者専用病床稼働率」を核とした、17の指標を公開した。これを総合的に評価し、非常に低い・低い・中間・高い・非常に高い、の計5段階に分け、週間危険度を発表すると明らかにした。11月第2週(11月7~13日)までだけ見ても、全国「低い」、首都圏「中間」、非首都圏「非常に低い」だった関連指標が、急上昇したのだ。

最大の理由は、毎日500人台が続く重症患者の病床稼働率の増加だ。中央防疫対策本部によると、11月第3週目の全国重症患者専用病床稼働率は、62.6%を記録した。問題は首都圏稼働率69.5%から77%と、80%に近づいたということだ。段階的社会的距離措置の転換を控え、防疫当局は75%を非常計画措置(サーキットブレーカー)の基準点とし、例を挙げた。

さらに大きな問題は、状況が容易に改善されにくいという点だ。チョン庁長は、前日(21日)開かれた日常回復支援委員会の防疫・医療分科委員会の内容を引用し「首都圏は、重症患者専用病床の余力はほとんどない状況で、感染再生産指数など防疫指標が悪化しており、全国的に病床はしばらく悪化すると予想した」と説明した。

実際、全国重症患者病床は、21日午後5時基準、全体確保病床1134病床のうち788病床(69.5%)が稼働中だ。首都圏の場合、全体694病床(ソウル345床、キョンギ270床、仁川79床)のうち578病床が稼働中で、83.3%を占める状況だ。

防疫当局は、短期的に、今月(11月)5日と12日の2回の病床確保行政命令に続き、この日、首都圏重症病床402床を目標に、追加行政命令を下した。ソン・ヨンレ中央事故収拾本部社会戦略班長は、この日「現在重症、中等症患者の病床を確保しなければならない状況」とし「病床の確保は、2~4週間かかるため、今週から増える予定」と明らかにした。

これに加え、「ワクチン効果低減による感染防止」と「追加接種の推奨」のために、防疫パスの接種有効期間の設定を検討する。すでにフランス、オーストリア、イスラエルなどでは3次接種まで完了しなければ、日常生活を送ることができない。チョン庁長は、防疫パスの有効期間について「期間を伝えるのは難しい」とし「(日常回復支援委員会で)必要性が提起され、検討を始める」と述べた。一方、次の日常回復支援委員会4次全体会議は、25日に開かれる。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 78