14日に韓国銀行が発表した9月の輸入物価指数は124.58で、前年同月比26.8%上昇した。このような上昇率は世界金融危機当時の08年11月(32.01%)以降12年10か月ぶりの最高値だが、 輸入物価総指数では14年2月(124.6)以来の最高値だ。
輸入物価は前年同期比で、今年3月から先月にかけて7か月連続で上昇している。前の月の8月に比べて2.4%上昇し、5か月連続して上昇した。
国際原油価格の上昇を受け、9月の石炭・石油製品の輸入物価が前年同月より68.5%上昇した。化石燃料(75.5%)や1次金属製品(35.5%)、化学製品(21.3%)などの上昇率も大きかった。製品別にみると、化石燃料では原油(73.6%)、天然ガス(LNG)(113.1%)などが大幅に上昇し、石炭および石油製品内ではナフサ(72.1%)、バンカーC重油(56.5%)、プロパンガス(80.8%)などが値上がりした。 モニター用LCDも59.6%増加した。
原油価格などの原材料価格の値上がりを受け、これを加工して海外に輸出する輸出物価も同様に10か月間上昇している。先月の輸出物価指数は114.18で、1年前に比べて20.2%、前の月に比べて約1.0%上昇した。前月比では8か月連続の上昇だ。輸出物価指数単体では13年7月(114.92)以降最高値となった。
輸出物価も石炭や石油製品、化学製品、第1次金属製品が価格上昇を牽引した。 農林水産品が前月比0.6%上昇し、工業製品は1.0%上昇した。DRAM半導体も前月比で0.8%上昇した。
契約通貨ベースでも輸入物価と輸出物価ともに上昇に転じた。契約通貨ベースの輸入物価は、前月比1.7%、前年同月比で27.9%上昇した。契約通貨ベースの輸出物価も前月比で0.3%、前年同月比で21.2%上昇した。
チェ・ジンマン韓国銀行経済統計局物価統計チーム長は、「国際原油価格の上昇により輸出、輸入物価の上昇傾向が続いた」と述べ、「今後の見通しは厳しいが、10月に入っても国際原油価格、原材料価格の上昇傾向が続いており、消費者物価に影響を与えるものとみられる」と述べた。
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