7日、韓国の国会福祉委員会国政監査では、参考人として出席したコロナワクチン接種の副反応による被害者と被害者家族からの糾弾が続いた。
彼らはワクチン接種後、家族が死亡したり、重態になったりしたと訴え、政府にワクチンと副反応との間の因果性をさらに幅広く認め、被害を補償するよう求めた。
アン・ヒョンジュンさんは8月にファイザーワクチンの1次接種を受けた父親が翌日、心停止状態に陥った後、死亡したとし「多くの人が接種後、短時間に状態が悪化して死亡している。関連性がないと堂々と主張できるのか」と問い詰めた。
続いて「責任ある国家の姿が見えない。副作用の責任を取るという約束を守れ」とし「関連がないということを証明できないのなら、認める方向に進まなければならない」と要求した。
アン・ビョンドゥさんは「妻はファイザーワクチン2次接種をしてから、5日後に胸の痛みを訴えたのに続いて心筋炎と診断され、心臓移植手術まで受けたので、(私は)仕事をしないで、ずっと看病している」と訴えた。
続いて「妻は心臓に関して、(基礎疾患が)1つもなかった」とし「しかし、疾病管理庁から因果性を否定する案内文をたった1枚もらっただけ」と打ち明けた。
さらに「妻と同じ病気になって賠償を受けた人が1人いるのに、私たちはダメだった」とし「なぜなのか、詳しく知らせてくれず、『報告書も公開できない』と言った」と批判した。
3月にアストラゼネカワクチンを接種した後、重症再生不良性貧血の診断を受けたというキム・グナさんも「因果性が認められないという紙1枚では納得しがたい」とし「何を根拠に因果性がないと言うのか」と述べた。
続いて「体と心が崩れた。1か月の薬代だけで100万ウォン(約9万1000円)にもなり、経済的負担が重い」とし「『副作用には責任を取る』と言っていた政府は知らんぷりする」と批判した。
チョン・ウンギョン(鄭銀敬)疾病管理庁長は「国民の立場になり、必要な部分をきちんと説明し、共感する部分が足りなかった」とし「今後、どんな副反応が出るか可能性を開き、因果性の範囲を拡大するよう努力する」と述べた。
クォン・ドクチョル保健福祉部長官も「これまでの対応過程で間違った部分を改善し、政府内で様々な支援策を共に講じる」と約束した。
基金を作って被害者を助けようという提言も出た。
国民の力(野党第一党)のカン・ギユン(姜起潤)議員は「企業を通じて基金を造成し、副反応で亡くなった方たちを慰めるシステムを設けよう」と述べ、鄭庁長は「可能性があるかどうか検討する」と答えた。
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