ヨーロッパでトレンド入りしたおやつ「もちアイスクリーム」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ヨーロッパでトレンド入りしたおやつ「もちアイスクリーム」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ヨーロッパ内におけるエスニックフードの人気がデザート市場にも広がっている。もちのベタベタした食感が苦手な現地人に“もちアイスクリーム”はベタベタすることない食感とさまざまな色、味で好評を博している

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 韓国農水産食品流通公社(aT)によると、市場調査機関「ユーロモニター」の調査結果、西ヨーロッパのアイスクリーム市場はこの5年間で平均5.5%の成長を見せており、今年は前年比で7.2%の成長が予測される。特に数年前からもちアイスクリームがヨーロッパで流行している。今年の春から夏にかけて、コンビニ(Franprix)には小型のもちアイスクリーム専用冷凍庫が設置され、大型スーパーマーケットにはもちアイスクリームブランドが入店した。

 今年2月、英国のある雑誌(besean)は、もちアイスクリームブランド「リトルムーン(Little Moon)」の共同設立者であるハワード・ウォン(Howard Wong)氏にインタビューし、彼の成功神話を報じた。リトルムーンは2010年にイギリスで設立され、ウエストフィールド(Westfield)、セルフリッジ(Selfridges)といったイギリスの代表的なショッピングモールやデパートにポップアップショップを開いた。ウォン氏は「ロックダウンがブランドにとってはチャンスだった」とし、「スーパーマーケットに行くこと以外には楽しみがほとんどなかった消費者にとって、この製品が興味を引くことができた」と述べた。

 フランスの新聞「レジェコ(lesechos)」は今年6月、もちアイスクリームが『ティクトック(TikTok)』を通して成功した事例だと言及した。そして英国の雑誌と同様にリトルムーンにスポットを当て、年明けからティクトクのビデオで多くの人たちがもちアイスクリームの感想を作成するトレンドが起きたと伝えた。

 同月、フランスの料理月刊誌「Cuisine Actuelle」は、料理トレンドとしてもちアイスクリームを紹介した。もちアイスクリームは世界を征服したフュージョン料理の象徴だとし、日本で生まれて米国で近代化された甘いアイスクリームのおやつだとした。さらに、フランスの売場で簡単に見つけることが出来る4つのもちアイスクリームブランドの製品試食を描写したりもした。リトルムーン、Exaquis Mochi、Tiliz、そしてフランスの代表的な冷凍食品流通会社・Picardのもちアイスクリームのさまざまな味と購買店舗、価格などを紹介した。

 もちアイスクリームの人気から「もち」を求める人も増えている。フランスのハイパーマーケット「カルフール」には台湾製品の大福(あんを詰めたもち)が常温商品としてアジアンコーナーで販売されており、アマゾンにも入店している。

 aTの関係者は「韓国料理店を中心に販売中の韓国式デザート・ホットクやもちもべたつかない形でサービスされ、人気を集めている」とし、「最近は手軽に楽しめる冷凍製品としても販売され、認知度を高めている」と紹介した。続いて「若年層を対象に黒胡麻デザート、紅柿(ホンシ)スムージーなど、新しい味を基盤とするフュージョンデザート市場についても関心を傾けなければならない時期」だと強調した。

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