文大統領はこの日、ジョンソン首相と朝鮮半島の状況と気候変動への対応などについて話し合った。文大統領とジョンソン首相との会談は、ことし6月13日のG7(主要7カ国)サミット期間に開かれた首脳会談以降100日ぶりである。英国は、国連安全保障理事会の常任理事国である。
特に文大統領は、情勢安定が非常に緊要な時期に実施された北朝鮮による連続したミサイル発射に深い懸念を表し「状況の安定的管理および対話の早期再開のため、関連国たちが努力していくべきだ」という点を強調した。
北朝鮮は今月11日と12日に長距離巡航ミサイルを、15日には弾道ミサイルをそれぞれ発射した。北朝鮮の弾道ミサイル発射は、国連安保理決議違反である。
このことについてジョンソン首相は、朝鮮半島平和プロセスの進展のための韓国政府の努力に対する支持の立場を改めて明らかにした。また可能な対北関与を模索するために協力していくことを伝えた。
また文大統領とジョンソン首相は、気候変動への対応に積極的に協力していくことにした。英国は11月に気候変動枠組条約締結国会議(COP26)を開催し、韓国は2023年のCOP28開催を推進中である。
このことについてジョンソン首相は、COP26の成功的開催のために韓国側の積極的な貢献を求めると同時に、11月1~2日に開かれるCOP26首脳セッションへの文大統領の出席を要請した。
文大統領とジョンソン首相は、新型コロナウイルス感染症により昨年多少委縮した両国間の交易・投資が今年に入り速やかに回復し、ことし1月に発効された英韓FTA(自由貿易協定)が安定的に運営されていることを評価した。
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