「来年分のワクチン確保」…また言葉を変えた韓国政府=韓国(画像提供:wowkorea)
「来年分のワクチン確保」…また言葉を変えた韓国政府=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国政府が来年用コロナワクチン購入の協議において、どのような段階に来ているのか、一日で言葉を変えた。

来年実施される3次接種(ブースターショット)用ワクチン5000万回分の購入協議に対し、去る3日までは「初期段階」としていたが、4日からは「最終段階」と話している。さらに詳細な説明が出来ないことを見るに、そのように一日で協議が急進展するようにも見えない。来年度のワクチン不足の憂慮が大きくなると、鎮火に出たようだ。このような形の「言葉替え」は、韓国政府の政策に対する信頼度を落とすという点で、決して好ましくない。

しかもここにきて5000万回分購入を協議しているということは、韓国国民は不安になるしかない。近頃は世界的に感染力が強いデルタ株が流行し、先進国たちの中ではワクチンの追加確保競争に火が付いた。アメリカ・EU・カナダなどは人口の5倍程度に及ぶワクチン購入契約を既に締結したり、進めている段階だ。少なくとも2度の接種が必要なワクチンは、2回接種用の物量で1人分と計算しているという話だ。韓国は人口の2倍近くにおよぶワクチンの導入が確定した状態であると防疫当局が話している。しかし導入日程が変わらず未定である物量が多く、今年の年末まで実際に導入が期待される物量は、必要な接種回数を考慮した場合、人口数と同じような水準にすぎない。

しかし来年と後年に使用するワクチン購入と、導入計画がどのようになるのかは五里霧中だ。韓国政府がそのような計画をまだ立てていないのか、とりあえず計画は持っているが具体化できず口を閉ざしているのではないかと推測する。ワクチン接種の免疫効果の持続期間は異なる見解があるが、おおよそ1年程度と見ることが無難だ。すると接種を毎年行わなければならず、ウイルスの変異によりそれ以上の頻度で行わなければならないかもしれない。


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