「済州・中学生殺害事件」ペク容疑者、「単独犯行」と唆し共犯に手袋わたす=韓国(画像提供:wowkorea)
「済州・中学生殺害事件」ペク容疑者、「単独犯行」と唆し共犯に手袋わたす=韓国(画像提供:wowkorea)
チェジュ(済州)市で元恋人の中学生の息子を残忍に殺害したペク・グァンソク容疑者が「単独犯行をする」と話し、共犯のキム・シナム容疑者を唆していたことがわかった。

29日警察によると、ペク容疑者は共犯のキム容疑者に「子どもを殺害し自殺をする」とし、「単独犯行として終えるので手伝ってほしい」と話した。

実際に単独犯行と見せかけるため、ペク容疑者は素手で現場のあちこちに指紋を残し、キム容疑者は手袋をつけた。

警察が公開したCCTV(防犯カメラ、閉鎖回路テレビ)映像を見ると、キム容疑者とは異なりペク容疑者は住宅に侵入する際はもちろん、逃走する際にも手袋をつけていなかったことがわかった。

ペク容疑者は犯行後に死ぬつもりで犯行現場に食用油をまいたと陳述している。宿泊施設3階の階段で警察が逮捕する前、ペク容疑者は自殺をする直前だったと伝えられた。

ペク容疑者は警察の捜査の初期には、「殺害は自分1人でした」と主張したが、キム容疑者と犯行道具を共に購入した状況などが明らかになると、これを覆し、「キム容疑者も共犯」と陳述した。

しかしキム容疑者は依然として「殺害行為に加担していない」として殺人の容疑を否認している状態だ。キム容疑者が殺害に加担したのかをめぐり、法的な攻防が続くものとみられる。

ペク容疑者の元恋人の息子A君は、今月18日午後10時ごろ、帰宅した母親により家の屋根裏部屋で手足がテープで縛られ死亡した状態で発見された。国立科学捜査研究院の1次解剖結果、首を絞められ窒息死したものと確認された。

警察は、ペク容疑者が事実婚関係にあったA君の母親から別れを告げられたことを恨み、息子のA君を殺害したものとみている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85