韓国統一相の「就任から1年」…統一省「南北関係の条件は整った」と自評

韓国統一部（省）は、イ・イニョン（李仁栄）統一相の就任後 1年間における統一部の業務成果について「まだ 南北間の対話と協力を再開するという成果をあげることができず、残念だ」としながらも「南北関係改善の条件を整（ととの）えてきたことは、成果とみることができる」と自評した。

統一部の報道官は、イ統一相の就任1周年を明日（27日）に控えた26日の定例会見で、“統一相の就任以降 これまでの成果と残された課題”など 統一部自体の評価を問う記者たちからの質問に「南北間そして国際社会において、朝鮮半島の平和と南北関係の発展に対する共感の輪を 絶えず広げてきた」と答えた。

つづけて「イ統一相は就任以降『朝鮮半島の平和へと進む道に 足場を着実に築く』という気持ちで、困難な状況の中でも 朝鮮半島平和プロセスの方向性を確固として守っていくために努力してきた」とし「今後も 与えられた時間の中で、平和の足場を築いていくという初心の通り、南北間の対話を回復させ 協力を進展させるために最善を尽くしていく」と伝えた。

一方 イ統一相は 就任1周年となる明日、職員たちにメールによるメッセージなどで、所懐（しょかい）を伝えるものとみられる。