“作業員14人閉じ込め”珠海トンネル浸水事故、救助作業が困難(画像提供:wowkorea)
“作業員14人閉じ込め”珠海トンネル浸水事故、救助作業が困難(画像提供:wowkorea)
昨日(15日)午前3時30分頃(中国時間)、珠海興業快線道路で工事中の石景山トンネルで浸水事故が発生し、作業員14人が閉じ込められている。本日(16日)午後1時、広東省珠海市は記者会見を開き、事故に関する現在の状況を発表した。

 記者会見では、珠海市の張宜生副市長が次のように発表した。

 7月16日午前9時現在、応急管理部が国家隧道救援昆明隊及び広東分隊の17人を動員し、1時間あたり500立方メートル排水できる排水ポンプ1台と、120立方メートル排水できる排水ポンプ1台、60立方メートル排水できるポンプ2台とセメント注入用の機械、ライフディテクターなど22台を装備して救援に当たっている。その他、邵陽氏鉱山救護隊22人も動員され、1時間あたり1000立方メートル排水できるポンプを5台、200立方メートル排水できるポンプを2台、400立方メートル排水できるポンプを5台に加え、排水管1000メートルを装備して現場で救助活動を行っている。広東省応急管理庁と広東省消防救援総隊も広東省および珠海市周辺の都市に28の救助隊、総人数620人、大型救援設備138台を集め、事故現場での救助活動に当たる。

 張宜生副市長は、救援の過程で新たな情況や問題が発生した場合、救助活動の進展に影響が出る可能性も指摘した。現場は地質的に複雑な構造を抱えており、トンネル情報の浸水はダムからの水に加え、山からの水も大量に含まれていることが分かっている。また、トンネル内は非常に狭く、排水ポンプの搬入が難しい状況で、同時に作業できる排水ポンプの数も限られており、排水のスピードに影響を与えている。

 その他、機械をトンネル内で長時間にわたって使用することで大量の一酸化炭素が発生し、トンネル内の一酸化炭素濃度が上昇するなど、現場での作業は困難を極めている。さらに、排水においても問題が発生しており、15日午後5時頃には、排水の中に泥が混じっているのが見つかっている。今後も泥の量は増えると思われ、排水作業に影響を及ぼすものと思われる。


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