大韓航空などの韓国航空会社はトラベルバブルの導入が予想される国を中心に運航を再開する方針だ=29日、仁川(聯合ニュース)
大韓航空などの韓国航空会社はトラベルバブルの導入が予想される国を中心に運航を再開する方針だ=29日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国土交通部は29日、ソウル市内のホテルで北マリアナ諸島(米自治領)のサイパンと「トラベルバブル」合意文の署名式を行ったと発表した。 トラベルバブルは、新型コロナウイルスを抑制している国・地域同士が隔離なしで自由往来できるようにする制度。 今回の合意は、今月6日に韓国政府がトラベルバブルの推進策を発表してから初の成果となった。 両国間の合意内容によると、旅行できるのは両国の国籍を持つ人やその外国人の家族で、自国の保健当局が承認したワクチンの接種を完了してから14日以上経過していなければならない。 両国の保健当局が承認したワクチンは米ファイザー、米モデルナ、米ヤンセンファーマ、英アストラゼネカの4種で、保健当局が発行した接種証明書と出発前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要となる。 現地に到着した当日に再度検査を受けて指定されたホテルの客室で待機し、陰性が確認されれば本格的に旅行を楽しむことができる。 今回の合意によって実際に旅行が可能になる時期は、現地の防疫措置の事前点検と旅行会社の集客のための準備期間を考えると早くても7月末~8月初めと予想される。 金弘洛(キム・ホンラク)国土交通部国際航空課長は「今回の協定締結が航空や観光産業の回復につながることを願う」とし、「今後も防疫優秀国とのトラベルバブル締結のために努力する」と述べた。
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