米国のソン・キム対北特別代表が、今日(19日)訪韓した(画像提供:wowkorea)
米国のソン・キム対北特別代表が、今日(19日)訪韓した(画像提供:wowkorea)
ジョー・バイデン米政権で 初の対北特別代表として任命されたソン・キム代表が、今日(19日)訪韓した。対北交渉を主導するソン・キム代表は 韓国および日本と共に、北朝鮮との対話再開などを話し合う予定である。

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ソン・キム代表はこの日の午前、インチョン(仁川)国際空港を通じて入国し「韓国政府のノ首席代表と同僚たち、日本の船越首席代表と同僚たちと、生産的な会合を期待している」と語った。

ソン・キム代表の訪韓の前日(18日) 北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)労働党総書記は、バイデン政権の発足以降 初めて米国に対する立場を公開した。「対話」の可能性を示唆した言及であったことから、ソン・キム代表の訪韓と合わさり「シナジー効果が生じるのでは」ともみられている。

ただ ソン・キム代表は、キム総書記の対米メッセージについて 特別な言及をしていない。新たな対北提案についても 口を閉ざしている。

ソン・キム代表は、対北特別副代表であるチョン・パク米国務省 東アジア太平洋副次官補と共に韓国を訪れた。今月21日 ソウルのロッテホテルで、ノ・ギュドク(魯圭悳)朝鮮半島平和交渉本部長と米韓北核首席代表協議を行なう。

この協議では、ムン・ジェイン(文在寅)政府の朝鮮半島平和プロセスと関連した論議がなされるものとみられる。特に キム総書記の対米メッセージについての分析に乗り出すものと予想されている。

キム総書記は「朝鮮半島情勢を安定的に管理していくことにおいて、力を注いでいかなければならない」とし「“対話と対決”両方が、準備されていなければならない」と強調した。この発言は、「対話の意志を示したメッセージ」だという見解に 重きが置かれている。

ソン・キム代表とノ本部長は 日本の船越健裕 外務省アジア大洋州局長と21日、日米韓北核協議を行なう予定である。

また ソン・キム代表は22日 イ・イニョン(李仁栄)統一相と面談し、学会および市民社会の要人たちと会い、対北政策検討の結果を話し合った後、23日 韓国を発つことになっている。

訪韓期間中には、北朝鮮との接触はないことが伝えられている。

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