今回の米韓首脳会談に対しての見解に、韓国の与野党は「温度差」をみせた(画像提供:wowkorea)
今回の米韓首脳会談に対しての見解に、韓国の与野党は「温度差」をみせた(画像提供:wowkorea)
今回の米韓首脳会談に対しての見解に、韓国の与野党は「温度差」をみせた。与党“共に民主党”は「大韓民国が一段階 飛躍するという、期待以上の成果だった」と称賛する一方、野党は「残念だが、これからが重要だ」と指摘するなど、互いが異なる評価を示した。

与党は、“米韓グローバルワクチン・パートナーシップ”の構築を通じて「大韓民国が新型コロナウイルス感染症の克服を越え、保健危機への対応において 先導国家として生まれ変わるだろう」と評価した。

きのう(23日)与党の報道官は「今回のムン・ジェイン(文在寅)大統領による訪米で、米韓同盟が新たな水準へと一段階 飛躍し、質的に変化していることを確認する機会となった」とし「米韓同盟は、いまや新型コロナパンデミックを共に克服するワクチン同盟であり 経済同盟へと拡張し、長い信頼関係を基にして 未来指向的な協力関係へと生まれ変わっている」と強調した。

一方 野党第一党“国民の力”はきのう、文大統領と与党に対して「今回の米韓首脳会談の成果に安住することなく、ワクチン確保方案などを より具体的に提示せよ」と注文した。

“国民の力”の報道官は論評で「『最高の巡訪、最高の会談、建国以来の最大成果だった』と “自己陶酔”に浸るには、まだ厳重な時期にある」とし「重要なのは、米韓首脳会談の後からだ」と指摘した。

また「国民は 今すぐワクチンを必要としているのに、事実上 全ての(ワクチン)計画は中長期的だ」とし「これから大統領がするべきことは、“自画自賛”ではなく ワクチン協力方案への具体的な計画を、国民の前に説明することだ」と強調した。

次期大統領選に向けて活動しているユ・スンミン (劉承旼)前議員は、この日 自身のフェイスブックを通じて「ワクチンへの具体的な約束はないという点は、大きな失望だ」とし「わが軍55万人へのワクチン供給の話を聞き、少なくとも数千人万分のワクチン供給の約束を期待していた国民は “がっかり”しているだろう」と伝えた。

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