左から長男の李在鎔氏、長女の李富真氏、次女の李叙顕氏(資料写真)=(聯合ニュース)
左から長男の李在鎔氏、長女の李富真氏、次女の李叙顕氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】昨年10月に死去した李健熙(イ・ゴンヒ)サムスングループ会長の保有株式のうち、最も規模が大きいサムスン電子株について、夫人の洪羅喜(ホン・ラヒ)氏、長男の李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長、長女の李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長、次女の李叙顕(イ・ソヒョン)サムスン福祉財団理事長が法定相続割合に従って相続することが30日、分かった。 一方、グループを支配する上で重要なサムスン生命株については、在鎔氏が半分を相続し、残りは長女と次女が相続する。 サムスングループの事実上の持ち株会社であるサムスン物産株については、サムスン電子と同じく夫人と3兄妹が法定相続割合に従って相続し、サムスンSDS株についても同様の割合で相続する。 故人名義の主な株式は、サムスン電子4.18%、サムスン生命20.76%、サムスン物産2.88%、サムスンSDS0.01%など。 このうち金額的に最も規模の大きいサムスン電子株(2億4927万3200株)は法定相続割合に従って、夫人が9分の3を、3兄妹がそれぞれ9分の2ずつ相続する。 これによりサムスン電子の持ち株比率は、夫人の洪羅喜氏が0.91%から2.3%に増え、個人の筆頭株主になり、在鎔氏は1.63%、富真氏と叙顕氏はそれぞれ0.93%となる。 故人名義のサムスン電子株の価格は、この日の終値基準で優先株を含め20兆3613億ウォン(約1兆9900億円)。洪羅喜氏が相続した分だけで約6兆7871億ウォンになる。 サムスン生命株は在鎔氏が2分の1、富真氏が6分の2、叙顕氏が6分の1を相続する。夫人は相続しない。 サムスングループはサムスン物産がサムスン生命を、サムスン生命がサムスン電子を支配する構造になっており、今回の相続で在鎔氏のサムスン生命の持ち株比率が0.06%から10.44%に上がり、個人筆頭株主になった。 サムスン生命株を保有していなかった富真氏は6.92%、叙顕氏は3.46%を保有することになった。 さらにサムスン物産の個人筆頭株主である在鎔氏の持ち株比率は17.48%から18.13%に増えた。
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