新型コロナワクチン接種後、療養病院・施設関連の感染者発生率9.7%→2%に大幅減少=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナワクチン接種後、療養病院・施設関連の感染者発生率9.7%→2%に大幅減少=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が始まって以降、全体の感染者のうち療養病院・施設関連の割合が大幅に減少した。ワクチン接種開始直前の2月の1か月間は10%に迫る勢いであったが、最近1週間は2%台まで低下した。   

ぺ・ギョンテク新型コロナウイルス予防接種対応推進団 状況総括班長は9日、新型コロナウイルス定例ブリーフィングで、「療養病院および療養施設の従事者と60歳未満の入所者を対象に、2月26日から予防接種を実施し、療養病院と療養施設関連の新型コロナウイルス感染者の発生率が減少している」と述べた。

新型コロナウイルスワクチン1次接種者はこの日午前0時基準で3万6599人増加し111万3666人を記録した。韓国国民5182万5932人(統計庁2021年1月末)基準で2.15%が1次接種を終えた状況である。ファイザー製ワクチンの1次接種を受けた人を対象に実施する2次接種は5万2136人が接種を完了した。

1次接種者のうち、第1四半期の接種対象である60歳未満の療養病院・施設の入所者及び従事者の接種は、△療養病院8万6480人(88.4%)△療養施設10万3035人(92%)△1次対応要員6万5057人(80.4%)△病院級以上の医療機関34万7031人(80.8%)が接種を終えた。

推進団はこのうち療養病院・施設関連の新型コロナウイルス感染者の発生率(全感染者数 対 療養病院・施設関連感染者数)が減少していると明らかにした。

ことし2月1日から新型コロナウイルス予防接種を施行する前の2月26日までの療養病院・施設の感染者発生率は平均9.7%だった。特に、2月中旬には、発生率が27%まで上昇した。

ぺ・ギョンテク班長は「療養病院・施設で、多くの方々の死亡や重症により国民の皆様の心配していたことを覚えている」とし「最近、療養病院・施設の感染者数が多く減少した。これは、特定した一部の結果ではない」と説明した。

続いて「従事者の方々はより防疫指針を遵守してくれており、先制検査を通じて感染者を迅速に見つけ隔離し、治療したことも大きな影響を及ぼした」とし「予防接種実施前の感染者の割合が全体の9.7%だったが、今月4日の時点では1.3%程度である。ワクチン接種を受けたことも理由になるだろう」と付け加えた。

ペ班長は「基礎疾患を持っている方や高齢の方は、予防接種への不安や懸念も多いと思う。しかし、この1年間の新型コロナウイルスを振り返ると、高齢の方や基礎疾患のある方が感染した場合、致命率や重症化する可能性が高かった」と述べた。

それとともに「新型コロナウイルスの予防接種は、高リスク群の感染を予防し、重症化を防ぐ最も効果的な手段」と「家族や子供も、お年寄りの方たちの健康のために予防接種を受けて欲しい」と呼びかけた。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 79