ユーチューブチャンネル「KOREA UNIVERSITY MEDICINE」のキム・ウジュ教授(画像提供:wowkorea)
ユーチューブチャンネル「KOREA UNIVERSITY MEDICINE」のキム・ウジュ教授(画像提供:wowkorea)
韓国 コリョ(高麗)大学クロ(九老)病院のキム・ウジュ感染内科教授は今日(9日)、アストラゼネカ(AZ)社の新型コロナウイルス感染症ワクチンにおける60歳未満の接種再開について「60歳を基準に、接種年齢制限をすべきだ」と語った。「60歳以上にだけ接種すべきだ」という意味である。

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韓国政府は今月11日、AZワクチンの安全性問題(血栓生成問題)により暫定的に中断していたワクチン接種を、計画通り接種するかについて発表する予定である。韓国政府は接種を再開する方向に進めるものとみられている。

キム教授は「60歳以上は、AZワクチン接種によるメリットが大きいため接種してもよいが、(若年層の場合)AZワクチン接種のメリットがリスクより大きくない」と語った。

つづけて「わが国で、AZワクチンにより血栓の副反応がなければ悩むことはないが、すでに3人の事例が発生している」とし「先週までに(年例制限をすべきか)悩んだが、20代の女性が新たに発生したことで、『あ、これはまずい』と思った」と説明した。

韓国内でAZワクチン接種者のうち、血栓症が確認された事例は計3件である。60代の療養病院患者が亡くなった後、血栓が確認された。また 20代の男女1人ずつが、血栓症と確認された。ただ 防疫当局が、公式にワクチンとの関連性を認めた事例はまだない。

キム教授は「AZワクチンを接種した20代の数をだいたい20万人とみると、2人の血栓事例が発生したことで10万人に1人となり、2回にわたる接種まで考慮すると、2倍となる」とし「(ヨーロッパでAZワクチン接種後、脳静脈洞血栓症・内臓静脈洞血栓症による)致死率が20%であることを踏まえ、国内の若年層の新型コロナ死者を考慮すると、若年層のワクチン接種のメリットがリスクより大きくない」と強調した。

欧州医薬品庁(EMA)は7日(現地時間)「AZワクチンと、非常に稀な血栓発生の間に関連性が確認された」とし「ただ 全体的にAZワクチン接種のメリットが、新型コロナのリスクより大きい」と伝えている。

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