丁首相=(聯合ニュース)
丁首相=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府高官によると、韓国は丁世均(チョン・セギュン)首相が近くイランを訪問することで同国と最終調整に入った。イラン革命防衛隊が1月にホルムズ海峡付近を航行中の韓国船籍のタンカーを拿捕(だほ)し、同船に乗っていた韓国人船長らを拘束した問題を解決するための訪問だという。 丁氏のイラン訪問はソウル市長選、釜山市長選などの再・補欠選(7日投開票)の後になるという。実現すれば、首相就任から1年3カ月にして初の海外訪問となる。 タンカーが拿捕され、韓国人船員がイランに拘束されている問題については、外交消息筋が2日、韓国とイランの協議が大きく進展し、近くタンカーと船長の韓国帰還が決まると伝えている。 この問題を巡っては、米国の対イラン制裁により韓国内にイランへの原油代金70億ドル(約7700億円)が凍結されたことへの不満があるとされており、イラン資産の凍結問題も解決されたとの見方が出ている。 丁首相はイランでロウハニ大統領と会談し、これらの問題を解決する公算が大きいとみられる。
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