現代・起亜自動車の「リコール義務規定は違憲」…裁判所が違憲審判を提請=韓国(画像提供:wowkorea)
現代・起亜自動車の「リコール義務規定は違憲」…裁判所が違憲審判を提請=韓国(画像提供:wowkorea)
自動車会社がリコール義務を破れば処罰するよう規定した自動車管理法の条項について、違憲かどうかを憲法裁判所が判断することになった。

法曹界によると22日、ソウル中央地裁は19日、現代・起亜自動車法人と関係者らの申請に基づいて憲法裁判所に違憲法律審判を提請することを決定した。

これにより、憲法裁判所は、自動車管理法第31条1項と関連処罰規定である第78条第1号について違憲かどうかの判断を行う。自動車管理法第31条1項は、自動車に安全などの脅威を与える欠陥がある場合は、その事実を公開して是正措置をしなければならないとリコール義務を規定している。これを破った場合、第78条1項により、10年以下の懲役またはは1億ウォン以下(約960万円)の罰金に処される。

現代・起亜自動車側は、このような条項でリコール要件である「欠陥」の範囲を不明確に表現しており、明確性の原則に反すると主張している。裁判所が違憲法律審判の申請を受け入れながら、憲法裁判所の判断が出るまで、現在進行されている現代・起亜自動車の欠陥隠匿容疑の刑事裁判は中断される。

一方、検察は現代・起亜自動車がソナタとK5乗用車などに搭載されている「セタ2」エンジンに問題があるという事実を知っていてもこれを隠してリコール措置を取らなかったという容疑で関係者らを起訴した。
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