現在接種に用いられているのは2種類のワクチンで、ともに2回の接種が必要。この4日間で、英アストラゼネカのワクチン接種者が2万2191人、米ファイザーのワクチン接種者が895人だった。
接種後に副反応が報告されたのは156人だったが、症状はいずれも頭痛や発熱、吐き気など軽いものだった。呼吸困難や意識障害などを伴う重いアレルギー反応のアナフィラキシー症状の報告はなかった。
丁世均(チョン・セギュン)首相は2日、ワクチン接種に関し「3連休があったことを踏まえると、接種の参加率は高かった。今週はさらに接種のスピードを上げて一人でも多く、一日でも早く、接種が進むことを期待する」と述べた。
アストラゼネカ製ワクチンは療養型の病院・施設の65歳未満の入院・入所者、従事者を対象に、ファイザー製ワクチンは新型コロナ関連の医療従事者を対象に接種されている。アストラゼネカ製ワクチンについては、食品医薬品安全処が満65歳以上の高齢者への接種に慎重を期すよう勧告したため、当初の接種計画を変更して65歳未満に限定した。
だが、今後は65歳以上にも接種する可能性が高い。政府は今月末までにアストラゼネカから高齢者を対象にした臨床試験の資料を受け取り、資料の分析や専門家からの意見聞き取り、専門委員会の審議を経た上で、早ければ4月から65歳以上への接種を始める構えだ。
英国ではこのほど、同ワクチンが高齢者にも効果があるという研究結果が出ている。フランスは接種対象を74歳までに拡大した。
韓国政府は速やかなワクチン接種に向けた検討を続けている。5月には米ノババックス製ワクチンを導入する予定だ。
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