韓国史上最悪のネット性犯罪「n番部屋事件」、チョ・ジュビン被告に犯罪収益容疑で5年追加され”懲役45年”(画像提供:wowkorea)
韓国史上最悪のネット性犯罪「n番部屋事件」、チョ・ジュビン被告に犯罪収益容疑で5年追加され”懲役45年”(画像提供:wowkorea)
韓国史上最悪のネット性犯罪「n番部屋事件」のチョ・ジュビン被告に犯罪収益容疑で追加起訴され、1審で懲役刑が言い渡された。

 ソウル中央地裁は4日午前、犯罪収益隠匿規制法違反、情報通信網法上名誉毀損などの容疑で起訴されたチョ被告に懲役5年を、共犯のカン某被告には懲役2か月を言い渡した。

 また、裁判部はチョ被告に40時間の性暴力治療プログラム履修、5年間の身元情報公開・告知、5年間の児童・青少年機関と障がい者福祉施設への就業制限も命じた。

 裁判所は「チョ被告は被害者と一部合意し、競合犯としてこれを前に重刑を言い渡され、控訴審が続いている点を参酌した」とし「チョ被告が同事件での犯行を真剣に反省しているのか疑問が残り、量刑を軽く宣告するのは難しいと判断した」と述べた。

 これを前に、チョ被告は未成年者の性搾取物を制作し流布した容疑で懲役40年を宣告されているため、これに懲役5年が加算され「懲役45年」となった。


■事件の概要

2018年12月から2020年3月にかけて若い女性を中心に性的搾取や暴行にさらされ、そのようすがSNS上で”売買”されていた事件。
匿名性が強く、実態がわかりづらいメッセンジャーアプリケーション「Telegram(テレグラム)」内に設置された極秘のチャットルームで若い女性を中心に脅して撮影させた映像を公開し、これを有料公開としていた。各チャットルームが「1番部屋、2番部屋」などと数字がふられていたことから、総称して「n番部屋事件」と名付けられた。

レイプ動画などの過激な映像が閲覧できるチャットルームには、日本円で10万円を超える料金を請求するなど、部屋をレベルに分けるなどしていた。
韓国女性団体が主張している閲覧者は20万人以上と報じられているが、正確な人数は未だ把握されていない。

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