懇談会で記者の質問に答える李氏(中央、統一部提供)=3日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
懇談会で記者の質問に答える李氏(中央、統一部提供)=3日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は3日、韓国プレスセンター(ソウル市中区)で開かれた海外メディア記者との懇談会で、ブリンケン米国務長官が北朝鮮への追加制裁と外交的インセンティブ(報奨)に言及したことについて、「わが政府は(朝鮮戦争の)終戦宣言が非核化交渉の促進剤(になる)と言ったが、場合によっては制裁を柔軟に適用することが非核化交渉を促進する役割を担う可能性もある」と話した。 また「追加制裁について論じるには、これまでの制裁がどのような成果をもたらしたのか、(先に)一度評価する時期に至った」と強調した。 3月に実施される見通しの韓米合同軍事演習については、新型コロナウイルス感染症の状況や東京五輪、米新政権の対北朝鮮政策、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管手続きなどを総合的に判断するとし、「朝鮮半島の非核化と恒久的平和定着に合った方向で政府の立場をまとめていく」と話した。 ただ李氏は「軍事演習問題が朝鮮半島に深刻なあつれきをもたらす状況に広がらないよう、われわれも賢明かつ柔軟に対処できるよう願っている」とも語った。 北朝鮮に向けた体制批判のビラ散布などの禁止を盛り込んだ「南北関係発展に関する法律」が3月に施行されることについては、「韓国政府と米政府、韓国議会と米議会間が互いの立場を十分に伝えあっている」と説明した上で、「わが政府と米政府は北の人権問題と関連して、全く異なる立場にはなり得ないと考える」と強調した。
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